在宅介護で利用者との関係を良好にするには

一口に介護職といっても色々ありますが、在宅介護の専門職であるホームヘルパーもその1つです。
ただし他の介護職と決定的に異なるのは、利用者の自宅が介護現場になるということ。
そのため、利用者との良好な人間関係を構築するには、ホームヘルパーならではのコツが求められることになります。

まず人間関係の構築で大切なことは、利用者から信頼性をいかにして獲得するかということです。
在宅介護先で信頼性に基づいた人間関係が築けないと、利用者に不安や不信感を与え、円滑な介護の妨げになってしまうからです。

その信頼性を得るためのコツとしては秘密の共有など様々な方法がありますが、ホームヘルパーが必ず覚えておきたいのが、何といってもマナーでしょう。
利用者の日常生活圏である自宅の中でマナーを欠けば、たちまち信頼性を失ってしまいます。
つまり最初に訪問した玄関先での挨拶から、すでに良好な人間関係の構築が始まっているのです。
※秘密の共有により信頼性を獲得する方法の詳細はこちら⇒介護の人間関係改善法
では具体的にどんなマナーを知っておくべきなのでしょうか。
まずは約束の時間には決して遅刻しないことです。
これは社会人として必要最低限のマナーであり、信頼のバロメーターになります。
また玄関先の挨拶では、相手の顔をしっかり見ながら胸を張り、丁寧にお辞儀をします。
身だしなみも介護職にふさわしく清潔感があり、動きやすい軽快な服装を着用します。
厚い化粧やアクセサリーは控えましょう。
とにかく第一印象で信頼感を与えることが重要なポイントであり、良好な人間関係の構築へ向けての第一歩になります。

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